岩波拓也が語った、アジアの王者奪還への想い
(Report by 河合貴子)
不屈の精神でスキルアップをしてきた
ワールドカップイヤーの今シーズンは、通常よりも過密日程となり、さらに拍車をかけるようにコロナ禍でしかも酷暑の中でACLを闘い抜くは想像を絶するほど大変なことだ。ホーム&アウェイ形式による海外移動がないとはいえ、蓄積されていく疲労の中で集中を切らさずにコンディションを維持し続けピッチで躍動している選手がいた。岩波拓也選手だ。
後方からの攻撃の組み立て、はめ込む守備でのチャレンジ&カバー、空中戦の強さが輝きを放っている。岩波選手は、その要因を「ピッチに立てない悔しさを知っていますし、ピッチに立ち続けられる喜びも知っています」と凛とした口調で話した。
今では浦和のDFとして主軸となっている岩波選手であるが、浦和が掲げる『3年計画』の1年目の大槻監督体制の下ではベンチにすら入れない試合もあり、11試合サブとなりそのうち途中出場は3試合という苦しい経験もしてきてきた。
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