浦レポ by 浦和フットボール通信

質の高まる相手との対戦 個の能力に屈さずにやり切れるか【轡田哲朗レッズプレビュー/名古屋戦】

(Report by 轡田哲朗)

両チームともある程度のメンバー変更があって不思議ではない

浦和レッズは6日に名古屋グランパスとリーグ第24節のアウェーゲームを戦う。このゲームを終えると残り10試合になるので、その時点でどのような位置を順位表で取れるかによってもシーズン終盤戦の戦いに何を目標とできるかが変わってくるだろう。この試合に勝利できれば上との差はグッと縮まってくるので、3位以内での来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を視野に入れることもできる。そうやって目標ができることで試合へのモチベーションが外的要因によってプラスされ、チームマネージメントもしやすくなるだろうし、良い循環が生まれてくる。その意味でも、決して楽なことにならない試合とはいえ、キリが良い残り試合数になるところで何とか結果を出したいタイミングだ。

2戦合計方式で争われるルヴァン杯の準々決勝の間に挟まったリーグ戦で中2日の厳しい日程だが、移動なく名古屋で調整して試合に臨めるのは幸いでもある。前回のゲームでアレクサンダー・ショルツが負傷交代して、ダヴィド・モーベルグに関しては試合後の会見の音声を聞きなおしてもちょっと不明瞭だったものの、「もも」は聞こえて、恐らく「もも前」と言っているように思うが、ACLのことを考えても無理をさせる必要はなさそうに思える。ダブルボランチは連続出場が続いているし、GKも西川周作にリーグ戦を任せるのが自然なので、そうなってくると前回のベンチメンバー7人がそのまま全員スタメンにスライドしてもおかしくないし、ベンチ外のところから馬渡和彰や平野佑一が入ってきても全く遜色ないと言える。

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