200試合出場の柴田華絵がボランチコンバートから意識していること
(Report by 河合貴子)
中盤の底でチームを支える
初シーズンとなったWEリーグは、次節で最終戦を迎えることになった。初代女王になれる実力がありながらも、勝ちきる力が今ひとつ発揮できずに三菱重工浦和レッズレディースの2位が確定している。悔しい思いが募るが、堂々と胸を張れる輝かしい2位だ。
シーズン途中で3連敗を喫し崩れそうになりそうなところを、ピッチの中央で黒子になって支えてきたのはキャプテンの柴田華絵選手であった。優勝したINAC神戸レオネッサに1-0で完封勝利を収めた試合でも星川監督が「柴田華絵選手の中盤でのクオリティーが高く、見込みが甘かった」と話すほど、攻守において輝きを放っていた。
前線からはめ込む守備の中で、的確にポジションを取りボールの奪取能力は目を見張るものがある。そこから攻守の切り替えはやく、周囲と連携しながら攻撃のリズムを作り出していく。
2011年に女子サッカーの強豪校の1つでもある神村学園高校から、高卒ルーキーとして浦和にやってきた選手だ。入団会見では「私の特長は、局面を打開すること。局面を打開してチャンスを作るプレーをしたい」と目を輝かせていた。
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