得点力不足解消のためにリカルド監督が考えていることとは
(Report by 河合貴子)
最後に仕上げをいかに高めるのか
リカルド・ロドリゲス監督は「J1リーグで70得点を取れれば、優勝も近づく」と断言した。現状の浦和は、11試合で11得点と理想からかなりかけ離れている。
スコアレスドローとなった柏戦後にリカルド監督が「相手のプレスを突破した後のゴール前の所でのラストパス、最後のシュートであったり、そこの質を欠いてしまった」と嘆くほど、柏戦と同様に決定機を決めていれば勝利をつかめた試合が確かにあったのは事実だ。
浦和は、ビッグデータなどを使い試合を分析しているそうだが、どの試合でも浦和が有利な数値が出ているようだ。ポゼッション率を見てみても、大抵の試合で浦和が約50%を優に超えているのは事実だ。(11試合中、8試合は約50%以上)2月26日のホームG大阪戦は実に66.4%も支配していてが、岩尾憲選手が2枚目のイエローカードで退場となった直後に失点をしてしまい0-1で敗戦を喫した。敵将の片野坂監督が「本当にピンチがたくさんあった」というほど前半に決定機が何本もあった試合だ。貴重な勝ち点3ポイントを落としてしまった試合を象徴しているG大阪戦であった。
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