浦レポ by 浦和フットボール通信

今季3度目の退場者が出て、貴重な勝ち点2を失う【河合貴子 試合のポイント/J7節清水戦】

(Report by 河合貴子)

伊藤敦樹の退場で流れ一変、引き分けに終わる

決して悪い流れではなかった。パスの受け手と出し手のタイミングが合わず、イージーなミスが前半は目立っていたが、パスの基本である『方向・強さ・タイミング』さえあえば、数多くの決定機を作り出していたに違いない。

33分、江坂任選手のスルーパスに抜け出したキャスパー・ユンカー選手が、権田選手の交錯しPKを獲得。キッカーの江坂選手が、権田選手の逆突き冷静にゴールへと叩き込み浦和が先制。あとは、流れの中から追加点が奪えれば良いと思える試合展開であった。1人少なくなるまでは・・・。清水エスパルスをホーム埼玉スタジアムに迎えた1戦は、1-1に引き分け。痛み分けとは決して思えない。浦和は貴重な勝ち点2ポイントを失ったのだ。

コロナ禍で禁止されているのにもかかわらず、スタジアムはブーイングに包まれていた。決してブーイングは許される行為ではないが、ブーイングをさせてしまった結果を重く受け止めたい。

アレクサンダー・ショルツ選手は「今シーズン何度も繰り返されているストーリーが今日もあった。非常に残念だ。自分たちはより強く、そしてより賢くプレーしないといけないと思う。もちろんチームが一体感を持つことは大事なんですけれど、お互いに対する要求を更に高めていく必要があると思う」と険しい表情を浮かべていた。

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