浦レポ by 浦和フットボール通信

松尾佑介が札幌戦での初出場へ猛アピール「初ゴールを取って僕自身も波に乗っていきたい」と意気込む

(Report by 河合貴子)

左足の肉離れで出遅れる

「札幌にいくメンバーに入ることが一番大事!任せてください。滑り込みます」と中断明けの札幌戦のメンバー入りを目指す松尾佑介選手だ。矢のような鋭い動きで、相手を仕留める攻撃力に期待がかかる。浦和の『背番号11番』には、やはりゴールへの貪欲さを剥き出しにしてピッチで躍動してもらいたい。

浦和の下部組織で育ったが、仙台大学時代の2019年にすでに加入が内定していた横浜FCで特別指定選手としてJリーグデビューをした。その後、メキメキと頭角を現わした松尾選手は、横浜FCのJ1昇格に一役買う決勝弾を決める活躍をしたのだ。2020年には、松尾選手が2ゴールを決め0-2で浦和は横浜FCに敗れた。敵にしたら本当に厄介な選手だと、見せつけられたものだ。その横浜FCでの活躍と成長を自信に、再び浦和へと舞い戻ってきた松尾選手。しかし、これからという開幕前、左足の肉離れで戦線離脱を余儀なくされてしまったのだ。出遅れてしまった焦る気持ちや周囲の期待に応えられない不甲斐ない思いがあっただろう。だが、松尾選手は、思いのほか焦る気持ちなどなかった。怪我と向き合い、良い意味で開き直っていた印象を受けた。

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