浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースが広島の牙城を打ち破り完封勝利【河合貴子 試合のポイント/WE15節広島戦】

(Report by 河合貴子)

アウェイで完封勝利

皇后杯優勝の誇りとともに、WEリーグ初代優勝を目指して勝ち点を積み重ね首位を走るINACレオネッサ神戸を追撃する三菱重工浦和レッズレディース。今年になって無敗である。勝利に対する貪欲さをみせ、勝ちきる力を見せつけてサンフレッチェ広島レジーナ戦を1-0で完封勝利した。昨年の10月16日にホームで圧倒的に攻め込みながらも1-2で初黒星を喫した広島だけに、ホームの借りを見事にアウェイで返したのだ。

試合を通して浦和が放ったシュートは14本。広島は、前後半1本ずつの2本だ。シュート数だけみれば浦和がゲームを支配していたように感じる。だが実際は、広島の守備の牙城をなかなか崩しきれない展開であった。

9分、木﨑選手からの斜めのクサビの浮き球をペナルティーアーク付近で受けた川島選手がDFの裏へと展開し、走り込んだ上野選手のDFと競り合いながらもシュートを放ってきた。この決定機が決まっていたら、ホームでの二の舞いになっていただろう。

浦和は、流動的に選手たちが動きながらテンポ良くボールを動かし揺さぶりを掛ける。広島は、ベテランの近賀選手とリーグ初先発となった福元選手の元日本代表を中心に良いバランスを保ちながら安定した守備から虎視眈々とチャンスを狙っていた。

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