浦レポ by 浦和フットボール通信

今季初勝利!狙い通りの形でゴールした江坂は「スペースの共有が4人で出来た素晴らしい崩しだった」と笑顔【河合貴子 試合のポイント/J第3節湘南戦】

(Report by 河合貴子)

湘南に完封勝利で、今季初勝利

コロナ感染、怪我人、退場と不測の事態が、次々とリーグ開幕から浦和に襲い掛かる中での5連戦。浦和は、本当に苦しかった。どんなに試合内容が良くても、勝利から見放され4試合未勝利と歯がゆさだけが募った。勝利をしなければ、すべてが無意味になってしまう。精神的にも追い込まれた中で迎えた連戦ラストゲーム湘南戦で、ようやく初白星を掴み獲った。

リカルド・ロドリゲス監督は「我々は今、閉ざされている難しい状況の中で勝ち点3は非常に価値のある結果だ」と安堵の表情を浮かべた。浦和の初勝利は、決してスペクタクルでも、ミラクルでもなかった。ある意味、堅実に闘った結果、2-0で湘南を下し完封勝利を飾ることができた試合だった。寒の戻りで寒風にさらされて冷え込みが厳しかったが、心だけが温かくなる浦和のリーグ初勝利であった。

コンディション的にハンディキャップがある中で、リカルド監督は「フレッシュな選手達で戦っていくことが非常に重要なことだと思っている」と岩尾憲選手と平野佑一選手のダブルボランチ、左サイドバックに大畑歩夢選手、右サイドハーフに松崎快選手たちを起用して臨んだ。

3-1-4-2システムの湘南に対して、アンカーの田中選手の両脇のスペースをうまく突いていった。そこのスペースさえ埋めてしまえば、湘南の2シャドー、2トップに供給される両ワイドからの展開の起点を潰すことができ、良い守備から浦和が主導権を握れたのだ。

(残り 1641文字/全文: 2267文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ