中断明けに向けて5選手が新加入 鈴木佐和子、石川璃音に期待することとは【2022年レディース新加入選手会見】
(Report by 河合貴子)
5選手が新加入
WEリーグ前半戦を5勝1分け3敗、得失点差6となり3位で折り返した三菱重工浦和レッズレディースは、WEリーグ初代チャンピオンと皇后杯優勝を目指し後半戦に向けて新たな選手を獲得した。
森栄次総監督は「初めての秋春制で、チームのコンディションや山場の持って行き方など、従来と変わった形でのシーズンで、ケガ人も多く出てしまい、前半戦は苦労しました。その中で後半戦に向け、このウィンターブレイクを利用し、前半戦の課題を全員で確認しながら修正するには良い時間になったと思います」と話し「シーズン途中で新しいメンバーを迎えることも初めてのケースです。レッズレディースにとって必要なピースである新しい選手がチームに加わるということは、リーグ戦に向けても非常にプラスに働きます。チームの良い刺激になりますし、リーグ後半戦に向けて、大きな力になってくれると思います。他のチームも、このウィンターブレイクに移籍や新加入する選手も多くいます。後半戦はお互いに前半戦とは違った戦い方になると思いますが、レッズレディースは自分たちの持ち味である全員サッカーを変えることなく戦います」と意気込んだ。
WEリーグが始まり、何もかも慣れない環境の中で戸惑うことも多いが、皇后杯を優勝してその勢いに乗ってリーグ後半の残り延期となったアルビレックス新潟レディース戦を合わせて11試合を全勝するつもりで頂点へ立ちたいところだ。
楠瀬直木監督も「レッズレディースとしては、負けは許されないと思っている」と険しい表情を浮かべ、「新加入の選手たちも新加入と思わずに試合に出て、勝利を必ず取るという責任感のもと、プレーをしてもらえたらと思う。また、皇后杯という大事な舞台が待っている。まずは、その試合に向けてチーム一丸となって、良い結果を出していきたいと思う」と身を引き締めていた。
必要なピースとして浦和に加入したのは、ユースからトップチームへと昇格を果たしたDF西村紀音選手、MF丹野凛々香選手、FW西尾葉音選手の3人だ。そして、プレナスなでしこリーグ2部の大和シルフィールドからGKの鈴木佐和子選手、JFAアカデミー福島から特別指定選手として石川璃音選手の加入が決まった。
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