リカルド監督の指導者としてのポリシーとは【こぼれ話】
(Report by 河合貴子)
パワハラ問題を受けて
日本サッカー協会にパワーハラスメント行為を告発されたサガン鳥栖の金明輝監督について、Jリーグが本格的な調査を行うことになった。厚生労働省では、1.優越的関係に基づいて(優位性を背景にして)行われること。2.業務の適正な範囲を超えて行われること。3.身体的もしくは精神的な苦痛を与えること、または就業環境を害すること。この3つの要素のいずれも満たすものを職場のパワーハラスメント概念としている。サッカーの現場においてもパワーハラスメント行為があったと思うだけでも、本当に悲しくなってくる。
ただ、監督の指導に熱が入り過ぎて、思わず声を荒らげてしまうこともあるだろうし、叱咤し選手を鼓舞したつもりがうまく伝わらずに選手が精神的や肉体的な苦痛を感じてしまうこともあるかもしれない。それを全てパワーハラスメント行為と言ってしまっては、厳しい部分があるのは事実だ。度を超えた明らかなパワーハラスメント行為は問題外として、指揮官である監督と選手の信頼関係があれば、パワハラ問題など起こりえないはずだ。
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