浦レポ by 浦和フットボール通信

リカルド監督が勝利のメンタリティを植えつけるために日々選手達に伝えている言葉とは

(Report by 河合貴子)

直接対決の神戸戦で気を付けるポイント

「どこと対戦しても勝つことができる自信をチームとして感じていると思う」とリカルド・ロドリゲス監督は力強く言った。ACL出場権獲得争いに拍車が掛かる中で、勝ち点が並ぶ4位の神戸との対戦を目前にしていてだ。心強いリカルド監督の発言に魂が震えた。戦術理解度の深まりとともに内容を伴った勝利を重ねて、チームの成長に手応えを感じていたのだ。それは、戦術面だけでなくメンタル面に関してもだ。

リカルド監督は「メンタルの面を含めて選手たちは成長していると思う。例えば、以前に川崎と対戦した時は、失点後にチームはメンタルの面で非常に沈んで、どのような後半になったのかは、その姿を皆さんもご覧になったと思う」と3月21日のホーム川崎戦で0-5で完敗した試合を例にあげ、「今回は失点の後に落ち着いて自信を持って自分たちのゲームプランを変えずに実行してくれた。また、宏樹(酒井選手)がハーフタイム前にゴールを決めてくれたので、前半を1-1で折り返せたのも良かった。失点以外の場面で、あまり危ない場面を作られていなかったこともあったので、選手たちは自信を持って後半を闘って、相手の攻撃をしっかりと持ちこたえて逆転勝利を収めることができた。好調なFC東京を相手にこれができたので、選手たちを讃えたいと思う」と前節のFC東京戦を振り返りながらメンタル面の成長を実感していた。

リカルド監督は、常日頃から選手たちに繰り返し言っていることがあるそうだ。「どこでプレーをしても、誰と対戦しても、このチームは勝てるんだと私は思っている。その力があると信じている」。

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