浦レポ by 浦和フットボール通信

中断明けは札幌に敗戦 明本考浩が改善点と挙げた部分とは【河合貴子 試合のポイント/J第23節札幌戦】

(Report by 河合貴子)

中断明けのゲームは札幌に敗れる

浦和にとってJリーグ中断明けの初戦となったアウェイ札幌戦は、厳しい現実を突きつけられる結果になってしまった。新加入の選手たちを迎え入れてチームの完成度をあげていくはずであったが、アレクサンダー・ショルツ選手の合流の遅れやコロナ禍の影響でリカルド・ロドリゲス監督が思い描いていたプラン通りにはことを運ぶことができなかったことが、無念にも試合結果として表れて1-2で札幌戦に敗れた。

中断明けの札幌戦を楽しみにしていた浦和を愛する人々の思いを背負い、浦和のキックオフで開始からアグレッシブな姿勢をみせた浦和であったが、8分の福森選手の右CKからピンポイントでしっかり合わせた深井選手の先制点で崩れてしまった。この先制点で札幌は、落ち着きを取り戻し攻守において自分たちのテンポで主導権を握っていたのだ。

前半に浦和が放ったシュートは、2分に相手陣内で鋭い読みでインターセプトした宇賀神友弥選手からペナルティーアーク付近でパスを受けた江坂任選手のミドルシュート1本だけであった。後方からしっかりとポジショナルプレーをしようとしても、札幌の前線から連動する激しいプレスを掻い潜ることができずに、自陣でボールを失いショートカウンターを狙われたり、5レーンをうまく使ってボールを運んだり、ピッチの幅を使うなど札幌の多彩な攻撃にブロックを退いて防戦。

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