浦レポ by 浦和フットボール通信

良い守備は良い攻撃から リカ監督の話す獲得すべきメンタリティー【轡田哲朗レッズプレビュー/名古屋戦】

(Report by 轡田哲朗)

サイドで数人の変更があるかと、懸念材料は柴戸の状態

浦和レッズは30日のリーグ第17節で、名古屋グランパスをホームに迎える。こうやって「17」という数字を見ると、例年の18チームリーグなら折り返し地点だ。今季に関してはさらに2試合があるけれども、リカルド・ロドリゲス監督の1年目として考えた時に、そのチーム作りからコンセプトの浸透度といった、試合に勝利できる確率を高めていく内容の向上という点で見ると、間違いなく合格点を越えているように思う。

そうした中で迎える上位との対決であり、後述するスタンスのかなり違う相手の対戦だからこそ楽しみなことが多々ある。そして、リカさんは記者会見の中で日本サッカー全体にまだかけていると感じられる部分を言葉にしてくれたと思っている。それは確かに、名古屋戦で良い結果を得るためにも必要なことなので、一朝一夕に浸透するかは別にして、きちんと自分の中にあるサッカーをアップデートしていくためにも持っておくべきことの1つだと思っている。

メンバーは基本的にリーグ戦で大きなターンオーバーをしていないという実績からも、変更は3人くらいまでで収まると予想はしているが、心配なのは26日のサンフレッチェ広島戦で柴戸海が随分と相手に蹴られたなということ。それに関しては広島戦のレビューにも記したけれども、非公開練習が続いている中では合流できているのかどうかは分からない。他では、関根貴大や武藤雄樹は単純にスタメン復帰を考えるべき選手の候補だし、山中亮輔はセットプレーを考えればチームの大きな武器になり得る選手なのは変わらない。武田英寿を使う時はシステムごと変わるだろうけれども、それはルヴァン杯のような気もする。

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