浦レポ by 浦和フットボール通信

興梠慎三が指摘した、現状の攻撃の課題とは コンディションは「足の状態は100%ではない」

(Report by 河合貴子)

驚異的な回復で前節途中出場

浦和のエース興梠慎三選手が、やっとピッチに帰ってきた。横浜FC戦で短い時間であったが、82分に杉本健勇選手に替わりピッチへと送り込まれた。アディショナルタイムを含めると12分間だけあったが、その存在感を見せつけた。シュートまでは至らなかったが、田中達也選手のパスが1本確実に通っていたら、興梠選手は絶対に決めていただろうと浦和を愛する人々が思うほどであった。

昨シーズンの最終節・札幌戦で右腓骨筋腱脱臼し、12月21日に手術して全治約3ヶ月の見込みと診断されていた。3月中旬ぐらいに少しずつボールを蹴り出し、4月中旬ぐらいにチームに完全合流できるだろうと当初は誰もが思っていた。それが、沖縄キャンプ中でリハビリでボールを蹴り出し、驚異的な回復を見せた。

興梠選手は「キャンプの中盤くらいの状態だ。ちょっとの時間、昨日の試合(横浜FC戦)に出させてもらったが、徐々にコンディションを上げていきたい」と闘うフィジカルを上げている状況であった。フルパワー全開までは、少しずつ試合出場時間を増やしながらやっていくしかなさそうだ。試合の翌日のインテンシティが高い練習では、苦しそうな表情を浮かべ途中でプレスバックの足が止まるほどであった。

「めちゃくちゃしんどかった。復帰してからゲームというゲームをしてないし、大きなコートで紅白戦をやっていない。狭いコートの中でゲームをするということは、すごく良いトレーニングになっているが、非常にキツかった~」と苦笑いしていた。

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