明本、小泉、汰木のキャラが生んだPK 「3-1-6」に対応しきった守備【轡田哲朗レッズレビュー/J第3節横浜FC戦】
(Report by 轡田哲朗)
2トップにして杉本の近くに明本を配置
浦和レッズは10日のリーグ第3節、横浜FC戦で2-0の勝利を収めた。これがリカルド・ロドリゲス監督にとっては浦和での初勝利で、PKとはいえ杉本健勇に初ゴールが生まれたのは嬉しいことだろう。追加点も阿部勇樹のPKだったので、流れの中からゴールがないという課題は残ったものの、コーナーキックとPKを比べるならPKの方が相手陣内を崩した結果として得たセットプレーだから、改善の兆しはピッチの中にある。
スタメンはリーグ開幕戦のFC東京戦と名前は同じで、6日のサガン鳥栖戦から比べると入れ替えは1人だった。ただ、立ち位置は明本考浩が杉本と並ぶ2トップで、小泉佳穂が右サイドハーフからスタートした。リカさんはこの狙いを「ここ数戦では、前半に杉本が前線で1枚でプレーしていたところを、途中で明本を入れて2枚にしたら孤立しない形になった。今回は明本を前線に入れて2枚にして、というところを狙いに持った。守備では前から相手にプレスをすること、攻撃では前線が孤立しないようにということ」と話している。
岩波と槙野の立ち位置、小泉の位置やボランチとの兼ね合い?
(残り 2849文字/全文: 3349文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ