浦レポ by 浦和フットボール通信

キャンプは課題が多く出るから有意義になる 失敗の経験を積むことも大事だ【沖縄キャンプレポート9日目/TM水戸戦】

(Report by 轡田哲朗)

前日に確認していたことを対外試合で試した形

浦和レッズは沖縄県でのトレーニングキャンプ中の1日に、水戸ホーリーホックとのトレーニングマッチを行った。45分×3本の形式で、1本目から順に2-2、2-1、0-0の経過でトータル4-3だった。得点者は順に杉本健勇、武田英寿が2連続ゴール、明本考浩だった。

前回の沖縄SV戦でもお知らせしたとおり、キャンプ中のトレーニングマッチでは選手の組み合わせが分かるような表現はできないので、そこはご了承ください。

大きなくくりで言うと前日(1月31日)のトレーニングで確認していたことを、対外試合でやってみようという流れのゲームだった。だから、どうしても最終ラインからの組み立てに、特に中央部分で問題を抱えることになった。どんな選手にも得意な部分とあまりそうでない部分があり、あるいは万能型で弱点が少ないという選手もいるけれども、その部分で本当にハイレベルなのは前日に記したメンバーだと阿部勇樹くらいになってしまう。多くの選手、例えば伊藤敦樹なんかは阿部の後継者となりそうな方向性の素質は感じるけれども、それと現時点で近いレベルのプレーができるかは別問題になる。他の2人は別の長所を持つ反面、ビルドアップのところが長所ではない選手だから、相手が強くなったこと以上に浦和のビルドアップの質が上がらなかった印象の強い試合になった。

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