リカルド・ロドリゲスを監督招聘した3つの理由とは
(Report by 河合貴子)
3年計画の2年目の最低限の目標はACL出場権獲得
「リカと呼んでくれ!」と目を輝かせたリカルド・ロドリゲス新監督。徳島ヴォルティスを率いて4年目でJ1昇格に導いた『リカ将』の愛称で親しまれていたリカルド・ロドリゲス・スアレス新監督が、新天地の浦和でも全力で目標に向かって取り組んでいくことを誓った。
浦和の3年計画の1年目となった昨シーズンは、『変革元年』と位置づけ大槻監督体制の下で4バックとしてシステムチェンジして挑んだが、クラブが掲げた目標に達することができず、そのバトンをリカルド・ロドリゲス新監督が引き受けることになった。
西野努TDは「数値目標を設定して、コンセプトを構築してコンセプトベースのチーム作りをしていくことを掲げていた。数値目標(得失点差プラス二桁)は、残念ながら遠く及ばなかった。コンセプトベースについては、『最後まで走り、闘い、貫く姿勢』はたくさん見せてくれるようなゲームもありました。チームとしても少しずつそういうプレーが増えてきたかなという印象がある。一方で、若手で出場機会を得た選手が成長しましたし、外国人選手も活躍してくれました。そうした評価はできるが、2022年のリーグ優勝という目標を考えたときに、「成長速度の観点では少し物足りない」「間に合わないかもしれない」ということで監督交代の決断をクラブとしてさせてもらった」と監督交代を決断した経緯を述べた。
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