浦レポ by 浦和フットボール通信

大分に苦しめられるも西川周作が「僕自身は守りやすかった」とした理由は【河合貴子 試合のポイント/J25節大分戦】

(Report by 河合貴子)

浦和対策の大分を崩せず

攻守において主体性をもった闘い方がようやく形となって見え始め、前節・C大阪戦で快勝した勢いに乗ってアウェイ大分戦に挑んだ。ACL出場権を目指して上位浮上へとキッカケを掴んだばかりの浦和は、今シーズン初の3連勝を目指したが、2週間ものブレイクで浦和対策を行ってきた大分に対して、なかなか自分たちのリズムで闘うことができずに苦戦をしいられてしまった。

大分は、前線から激しくプレスを掛けながらDFラインを押し上げて3-4-2-1のシステムをフル活用して中盤を厚くし、浦和のサイド攻撃を封じ込めた。そのため浦和は、試合開始から後方でボールを繋ぎながらも攻撃のスイッチが入らず、シュートまで持ち込めない展開に陥ってしまった。

そして、大分はDFラインの背後を狙い走り込み何度となく決定機を作りだしていた。さらに、セカンドボールも拾われしまう。それでも浦和は我慢強く闘い、39分には山中亮輔選手のクロスのこぼれ球を拾った長澤和輝選手がシュートを放ったり、44分にもマルティノス選手がドリブルで突破して上げてクロスをファーサイドで興梠慎三選手がヘディングシュートを放つシーンもあった。

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