三菱自工 益子氏への哀悼の意を表してC大阪戦は喪章をつけて戦う【こぼれ話】
(Report by 河合貴子)
浦和レッズの親会社としてクラブを支えてきた三菱自動車工業(株)が、横浜FMの親会社であった日産自動車(株)の傘下に入ることが決まったのは、2016年10月20日に日産自動車が三菱自動車の34%の株を保有する筆頭株主になったからであった。
Jリーグのクラブライセンスの交付規則には、「他のクラブの証券または株式 を、重大な影響を与えうる割合で保有するかまたは取引をすること」「同じ競技会に出場している他のクラブの株主であり、かつ、 そのクラブのその他の株主と締結した契約に従って、当該 クラブの株主議決権の過半数を単独で有していること」が禁止することが明記されている。
要するに、1つのクラブ経営に大きな影響を及ぼす企業が、他のクラブの株式を大量保有することができないのだ。浦和までもが横浜FMに吸収合併されてしまうのではないかと浦和を愛する人々がクラブの先行きを案じていた。
「Jリーグの規定に抵触しないようきちんと対応し、浦和レッズに影響がないようにする」と人々の不安を一掃してくれたのが、当時の三菱自動車の会長兼社長を務めていた益子修氏であった。それに応じるように当時の浦和の淵田敬三代表は「赤のままだ!!」と力強く断言することができた。
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