浦レポ by 浦和フットボール通信

ピッチ上には緊急事態宣言が発令 この勝利は1カ月後に意味が問われる【轡田哲朗レッズレビュー/J第10節広島戦】

(Report by 轡田哲朗)

長澤のメンバー外を除けば納得のラインアップ

浦和レッズは15日にリーグ第10節のホームゲームでサンフレッチェ広島と対戦し、1-0で勝利した。その試合内容は、90分あったら85分くらい攻撃されているようなもので、例えば客観的なデータとしてOPTA社はボール保持率が浦和27.7パーセントの試合だったと公開しているし、公式記録ではシュート数が3対20だった。だから、大槻毅監督が「内容に関しては、見ての通り」と話したのは、そのままの意味で受け取って良いと思う。

メンバーに関してはプレビューの時点からまずまず当たったと思うけれども、宇賀神友弥の起用に関しては重い腰を上げたなという印象だった。最終的に山中亮輔の力は絶対的にチームにとって必要なものなのだけれども、ベースとしてやるべきことがあるのではないかという問題提起をすべき時期に来ていたと感じていたので、それこそこの試合の宇賀神のプレーから何かを感じてほしいとも思う。

一方で、長澤和輝がベンチからも外れたのは驚きだった。この試合後の会見ではタイミングがなかったけれども、あとで見ていく部分で「なぜ彼をベンチに入れなかったのか」という疑問は深まることになった。

4バックで対応しようと準備していたもの

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