浦レポ by 浦和フットボール通信

DFのドリブルは将棋の「手を渡す」や「叩き」 相手に良い場所から動いてもらうこと【轡田哲朗レッズレビュー/J第8節清水戦】

(Report by 轡田哲朗)

現時点では「2点取られることも3点取ることもあまりないチーム」

浦和レッズは1日にJリーグ第8節のホームゲームで清水エスパルスと対戦し、1-1で引き分けた。先に点を取って追いつかれての引き分けだったけれども、試合の空気感としては鹿島アントラーズに1-0で勝利したゲームに近い。どちらのチームにも大きなチャンスはあまりなく、それを1回ずつものにして引き分けたという形で、鹿島戦は相手に入らなかったことにより1-0で勝ったという違いがあったものの、全体像はほぼ同じだったと言って良いだろう。

先に数字の話をしてしまうと、これで8試合を終えて勝ち点は14になった。目安は試合数の2倍になる16だから、勝利していればそれに届いたことになるので余計にもったいないが、その目安の数字から勝ち点3以内、つまり1試合圏内はそこまで良くも悪くも考える必要がないので、その結果だけ見れば及第点だと言える。

(残り 2912文字/全文: 3316文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ