ゴールを守る守備からボールを奪う守備に 攻撃の始め方が解決するもの【柏戦プレビュー】
(Report by 轡田哲朗)
3試合ごとの得失点差プラス1を目安に
浦和レッズは22日にリーグ第6節のホームゲームで柏レイソルと対戦する。開幕5試合で3勝1分1敗の勝ち点10というのは、純粋に試合数の2倍の勝ち点を得ているという点では間違いなく合格点だから、その結果は批判する必要がない。一方で、今月に入って再開したゲームでは4試合で3得点と1試合平均で1を切る。これではなかなか勝利を積み重ねるに至らないので、これを何とかしていきたい。それが、この柏戦を迎えるにあたってのテーマの1つだと言っていいだろう。
先に数字の話をしてしまうと、クラブは3年計画の1年目として今季の目標の1つに「得失点差のプラス2ケタ」を掲げている。現時点で5試合6得点5失点のプラス1だけれども、これを逐一見ていっても34試合終了後の想像はしにくい。だから、1つの目安として「3連戦を得失点差プラス1で終えること」という見方が良いと思う。これをクリアすると、終わった時にプラス11になるから、これに近い成績を残しているかを見ていくと、全体的にある時期のチームがうまくいっているかについて、細かいピッチ上の事象を考えるのが難しくても判断しやすいと思う。
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