西川周作が広州を完封 勝利を引き込んだポイントとは【河合貴子 試合のポイント/ACL準決勝 広州戦】
(Report by 河合貴子)
広州の猛攻を死守
「自分のワンセーブが、アジアでは価値があるもの」とACL準決勝セカンドレグ広州恒大戦を1-0の完封勝利を収めて、西川周作選手はうれしそうに笑った。狙い通りのゲームの展開であったが、浦和が先制点を決めるまで決して楽な試合ではなかった。
2014年にホームでC大阪に負けてからは、ACLのホームゲームは22試合連続無敗記録を誇る広州だ。浦和にアウェイゴールを奪われずに、3点差以上の快勝を狙ってきた。ファーストレグでは5バックで臨んできたが、4-3-3の布陣でマイボールになると両サイドバックが高いポジションを取りアグレッシブに仕掛けてきた。
2試合のトータルで考えると、正直なところ2-0はリードしていてもサッカー的に一番危険である。広州に1ゴールでも奪われれば、アグレッシブな攻撃はさらに勢いづくことになる。さらに約5万人の広州を愛する人々の熱気のボルテージも上がり、その雰囲気に飲み込まれる可能性もある。
(残り 1842文字/全文: 2265文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ