浦レポ by 浦和フットボール通信

ファブリシオが復調の兆しを見せる 引き分けに持ち込むも「悪くない結果だけど悲しい」【河合貴子 試合のポイント/J第21節 名古屋戦】


(Report by 河合貴子)

終了間際に引き分けに持ち込む

アディショナルタイムは4分。名古屋が逃げ切り体勢に入っていた90+3分、左のタッチラインを割り、ほんのちょっとだけ水を飲み集中力が途切れた瞬間であった。素早くスローインした山中亮輔選手は槙野智章選手からリターンをもらい、狙い澄まして上げたクロスに関根貴大選手の渾身のヘディングシュートが決まり浦和が追いついた。

刻々と迫る試合終了の中、シミッチ選手から相馬選手へのパスをエリア内でインターセプトした関根選手が、最後の力を振り絞り名古屋陣内へと駆け上がっていた。慌てて戻ってきた和泉選手と接触して倒れた関根選手。ファールと思った名古屋のDFの足が止まった。その隙を突き、武藤雄樹選手から杉本健勇へと素早く展開し、杉本選手のクロスに岩波拓也選手がシュート!こぼれ球を拾った杉本選手のヒールパスを山中選手がシュート!このラストワンプレーが決まっていれば、浦和が劇的な逆転勝利をものにすることができた試合であった。

(残り 2629文字/全文: 3059文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ