現実的な条件は残っている 今後のためにも考えたい「セット起用」【轡田哲朗レッズレビュー/ACL R16第1戦蔚山戦】
(Report by 轡田哲朗)
システムを変えても崩れない蔚山
浦和レッズは19日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16初戦、蔚山現代(韓国)をホームに迎え撃った試合に1-2で敗れた。確かにホーム&アウェー形式の試合において、ホームゲームに敗れることは勝ち上がりに向けて大きなマイナスではある。しかし、第2戦の勝ち上がり条件は2点差以上の勝利、あるいは3得点以上した1点差の勝利というものでしかない。この試合で先制点を決めた杉本健勇は「次に2-0で勝てば良い」という言葉を残したが、その条件は楽ではないが決して非現実的ではない。
この試合で蔚山は4-3-3で守備時に5バックになる形から始めて、失点直後から前半終了までがウイングの左右を入れ替えた上で4-3-3のまま好守をやる形、ハーフタイムから勝ち越しまでが4-4-2でも4-4-1-1でもという形で攻守をやり、そこから終了までは守備時にだけ5バックにする形に戻した。こうやって目まぐるしくシステムを変えながらも連動性がおかしくならないことから、いわゆる「よく訓練されたチーム」という印象を受けた。
(残り 2108文字/全文: 2586文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ