「事実上の決勝戦」はNGワード ハードな準決勝を突破できた一戦【轡田哲朗ゲームレビュー/天皇杯準決勝 鹿島戦】
(Report by 轡田哲朗)
相手がどのチームでも、決勝戦は次の試合
事実上の決勝戦という言葉は、大会が終わってみて「結局、あの試合が事実上の決勝戦と言えるくらいしんどかった」と振り返る時に使えば良い言葉であって、大会中にチーム名ばかりに注目して使うべき言葉ではない。私たちのような会員制メディアよりも、新聞系や無料で読める代わりに広告料で収益を得るタイプのメディアが、その瞬間の試合を盛り上げて注目を集めるため、あるいは「伝統的な定型文」として使うことの多いその言葉は、基本的にチームや選手たちにとって害はあっても利益はないのだろう。それはさておき、浦和レッズは5日の天皇杯準決勝で鹿島アントラーズを1-0で破り、決勝進出を決めた。
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