浦レポ by 浦和フットボール通信

無料記事:名店の直営店で、絶品お持ち帰り寿司「清水 末廣 いなりやNOZOMI」【取材日記】


(Report by 河合貴子)

清水といえば美味しいお寿司が食べたい

清水と言えば、清水次郎長だ!その子分の森の石松が「あんた江戸っ子だってね。食いねぇ、寿司食いねぇ~」と有名な台詞が頭を過ぎる。

やはり港町の清水に来たからには、何とか美味しいお寿司を食べてみたい。そういえば小野伸二選手が浦和時代に「清水には、美味しいお寿司屋がたくさんあるけど、中でも一番は末廣鮨だよ」と言っていたことを思い出した。J-STEP・清水ナショナルトレーニングセンターの方にもお薦めのお寿司屋さんを聞いてみると、やっぱり末廣鮨の名前があがった。

そこで清水キャンプ7日目にして、午前練習が室内のみとなったので行ってみることにした。しかし、立派な門構えで1人でお店に入るのには敷居が高い。

ふっと見ると隣に「清水 末廣 いなりやNOZOMI」の看板がある。なんと末廣鮨の直営店である。お持ち帰り専門で、おいなりさんやちらし寿司などを販売している。

ふらりと立ち寄って、お昼に「ひかり兄弟」を食べてみた。丁寧な仕事がされており、さすが名店の直営店だけのことはある。コハダも鰺もすごく美味しい。しかもお値段もお手頃だ。

午後の練習取材が終わると、無性にまた食べたくなってしまったのだ。ホテルで仕事の合間に食べるのにはちょうど良い。たしか、ちらし寿司もあったし、太巻きもあった。おいなりさんも食べてみたい。お昼に行ったときにはお店の方が「うなぎも始まりました」と言っていた。そう思ったら、頭の中でお昼に見たメニューがグルグルと回転し始めた。胃袋も「食べたい」「食べたい」と叫び出す。

ならばホテルに戻る前に寄らないと、胃袋も納得しない。お店に辿り着いた時には、19時近くになっていた。するとほとんどのメニューは、売り切れだ。あったのは、5個入りのおいなりさん1つと桜えびすしだった。

清水の名物である桜えびにも心が動かされたが、本当の狙いはちらし寿司かおいなりさんと太巻きの詰め合わせだったのだ。ガックリと肩を落とした私に「赤身のにぎりなら、にぎってあげますよ」と天使のささきのようなお店の方の声が!ものすごくうれしい一言であった。

「本当ですか?!なら、赤身のにぎりを」と思わず声を弾ませてしまった。この赤身のにぎり、言うまでもなく絶品でした!久しぶりに、こんなに美味しい赤身のまぐろに出会えました。幸福感で満たされました。胃袋が「食べたい」と騒ぐもので、すみません写真も撮るのも忘れてしまいました。

直営店の「いなりやNOZOMI」でこれだけ美味しい赤身のにぎりが食べられるのであれば、本店の末廣鮨はいったいどんな美味しいお寿司がでてくるのだろうか・・・。とにかく浦和を愛する人々が、清水戦の時にスタジアムへのお供にお薦めしたい絶品があるお持ち帰り専門店であった。清水に来たら、また寄りたくなるお店が増えた。ご馳走様でした。

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