浦レポ by 浦和フットボール通信

筏井りさ、大好きな場所、浦和駒場スタジアムで引退セレモニー「弾幕があって、すごくうれしかった」


(Report by 河合貴子)

これからのステージの準備をするために引退を決断

頬をつたわる涙、込み上げてくる思いをグッと堪えて深々と頭を下げて思い出深いピッチをあとにした筏井りさ選手。昨シーズン限りで、サッカーを引退することを決意。新たな人生を歩み始めた筏井選手の引退セレモニーが、浦和駒場スタジアムで筏井選手の古巣であるジェフユナイテッド市原・千葉戦のキックオフ前に行われた。

千葉時代に一緒にプレーしてきた菅澤優衣香選手が浦和を代表し、千葉からは桜本尚子選手と深澤里沙選手が代表して、真っ赤なバラの花束と記念品が贈呈された。

そして、筏井選手はこぼれ落ちる涙を拭い「古巣であるジェフと、皆さんの前で駒場に最後立たせてもらえることは、すごくありがたいこと。なでしこリーグに入って5年間、ジェフで育ててもらった。ジェフは、とても思い入れのあるチーム。そのあとレッズで2年間、本当にすばらしい環境でプレーをさせて頂きました。小さい頃から、サッカー人生は思うような成果や結果が出せず、正直、苦しいことばかりだった。チームで闘って、勝てた瞬間は本当に最高だった。昨シーズンをもって引退しました。1年、1年サッカー人生を続けていくかを考える上で、コンディションのこと、これからのステージの準備をするために辞めることを決断しました。

でも・・・。これまでのサッカー人生は一人ではあり得なかった。家族や仲間、チームスタッフ、サポーター、スポンサーのみなさまのおかげで本当にプレーができたと思っている。本当に感謝しています。有り難うございました」と言葉を詰まらせながら別れの挨拶をした。

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