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無料記事:開幕直前レディースインタビュー キャプテンの柴田華絵「重要な開幕戦に勝ち切ることが大事」


浦和レッズレディースは、21日にホームの浦和駒場スタジアムでノジマステラとのリーグ開幕戦を迎える。16日には早稲田大学と開幕前の最後となるトレーニングマッチ(変則100分、6-0で勝利)を行い、準備を整えた。その試合後に、今季で2年目のキャプテンとなる柴田華絵に今季の狙いや意気込みを聞いた。(取材・文)轡田哲朗

攻守において「全員で意識している」のは

――始動からここまでの仕上がりはいかがですか。

メンバーもあまり変わっていないので、去年からやってきたことにプラスして守備のことなど今季からの取り組みを積み上げています。去年は結果だけを見れば悪くなかった(リーグ戦3位、リーグカップ準優勝)と思いますが、タイトルを取るという目標の中では物足りなかったという思いがあります。90分間集中して戦い切ることが、去年に足りなかったこと、できなかったことだと思っています。そこを全員が声を掛け合い、意識して戦っていきたいと思います。

――サイドハーフでの起用が多い柴田選手ですが、攻撃面で大事にしていきたいことはどこでしょうか。

サイドバックが高い位置を取れた時にチャンスができることが多いので、うまくポジションを変えながら良い場面を増やせればと思っています。チームとして、毎試合に多くの点を取ることを目標にしています。チャンスを増やすこともそうですし、全員が前向きにプレーしていることが多いので、全体的にシュートを増やすことで得点チャンスが増えていくと思います。積極性の部分でも、練習から足をしっかり振ろうという声がコーチたちからもありますし、全員で意識して取り組んでいます。

――守備の部分で取り組んでいるのはどういった部分でしょうか。

ブロックを作った時に、縦パスを入れさせないような守備をするという取り組みをしています。また、自分の頭を越えたボールに対してしっかりとプレスバックをしようという意識の部分も高めています。それは全員にありますし、定着してきたと思っています。

サポーターも選手も求めるのは開幕戦の勝利

――キャプテンとして2年目になりますが、大事にしていることはありますか。

自分自身が、あまりキャプテン、キャプテンという感じではないと思っています。私自身がチームに貢献して、存在感のあるプレーヤーであることが一番だと思ってやっています。

――今季からリーグ戦がインターネット配信されますが、どのようなところを見てもらいたいですか。

少しでも興味を持ってもらえるように、女子サッカーは面白いと感じてもらえればと思います。女子には女子の楽しみ方があると気づいてもらえれば嬉しいです。レッズだけでなく、女子サッカーを広めるという意味でも、そういうものが伝わるように私たちも一生懸命のプレーを見せたいと思います。

――21日にノジマステラと対戦するリーグ開幕戦に向けてのメッセージを。

去年を振り返れば、まずは開幕戦に負けてしまった(アウェーで長野に0-1)のが大きかったと思います。今季はホームで迎えることができるので、その重要な試合に勝ち切ることが大事だと思うんです。タイトルを取れたから全てがOKというわけではなく、内容も大事だとは思います。ただ、結果として勝つということがサポーターの方が望んでいることだと思いますし、自分たちも勝つためにやっています。ホームで開幕戦を迎えられるのは大きな強みなので、そこで勝ち点3を取ってサポーターに皆さんに喜んでもらって、笑顔になってもらえればと思っています。

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