阿部勇樹が流した嬉し涙 浦和を栄光に導くために貫いた精神とは【2017選手レビュー】
(取材・文)河合貴子
浦和が勝つために全身全霊をかける
ACL優勝を告げる笛が、高らかに埼玉スタジアムの夜空に鳴り響くと、キャプテン阿部勇樹選手の目から涙がこぼれた。
10年もの歳月をかけてやっと掴んだACL優勝。おそらく、この10年過ごしてきた日々が、走馬灯のように阿部選手の脳裏を駆け巡ったに違いない。10年前のACL優勝の時は、千葉から移籍して1年目。阿部選手の心の中に、自らの手でACL出場権を獲得して出場した大会ではないという思いがあったからだ。
「浦和でまだ何も成し遂げてない」と阿部選手は話していた。だが、今回は前年に出場権を獲得してのACL優勝であった。感極まっての嬉し涙であった。
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