「浦和は頑張ったからOKのクラブじゃない」 沈痛の面持ちで矢島慎也が話した思い【轡田哲朗レッズレビュー/FIFAクラブワールドカップUAEアルジャジーラ戦】
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(取材・文)轡田哲朗
勝利に導けなかったことへの悔恨
試合を終えた矢島慎也を呼び止めると「ちょっと、何も考えられないです。今は。終わった瞬間、頭が真っ白になってしまって」と、敗戦のショックを隠そうともしなかった。
浦和レッズは、アラブ首長国連邦(UAE)で開催されているクラブワールドカップで、開催国代表アルジャジーラに0-1で敗れて5位決定戦に回ることになった。
試合前日の記事でも記したように、矢島のスタメン起用が浮上していたが、その通りのメンバーが並んだ。堀孝史監督は「攻撃の最後のところでバリエーションを作りたかった」という起用の理由を説明し、矢島も「そういうところもあったと思いますし、つなぎのところを安定させるために、という狙いはあったと思うんですけど」と、その意図はしっかりと理解してゲームに入っていた。
そうした中で、試合展開と言えば、ボールを長く保持しながら決定機を作りだした回数は多くなく、いわゆる“コストパフォーマンスが悪い”もの。そうした中で、カウンターで1失点して敗れるという、悪い時の浦和を典型するようなものになってしまった。
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