浦レポ by 浦和フットボール通信

大宮の対策にハマり、ダービーに敗戦【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第9節大宮戦】

悔しい思いを大勢の方にさせてしまった責任は重いと阿部勇樹

「ダービーの敗戦は普通の負けではない」

大宮公園の新緑が眩しく輝く4月30日。好天気に恵まれたNACK5スタジアムは、赤とオレンジの熱気に包まれて、リーグ戦27回目のさいたまダービーを迎えた。

単独首位を走る浦和と勝ち点1ポイントだけの未勝利の大宮と対象的な状況であった。だが、「順位など関係ない」と浦和の選手たちは気を引き締めていた。

また、ペトロビッチ監督は「試合の状況の中で、感情、思い、プライドがぶつかる。走る、闘う、規律を明日のゲームでもしっかりとやることが重要なポイントだ」と話していたのだ。

浦和のプライドに掛けて「絶対に負けたくない相手」「勝たなければいけない試合」だった。それなのに、0-1で大宮に敗戦した。今シーズン、リーグ戦もルヴァンカップも未勝利の大宮に初勝利を献上することになってしまった。浦和のプライドが傷ついた。今シーズン、得点力を誇っていた浦和であったが、初めて無得点で終わってしまった。ゴール裏からは、怒り、悔しさ、やるせなさ、切なさ、悲しみが入り混じったブーイングが沸き起こった。

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