旅猫by浦研プラス&欧研プラス

This is a travel site, information,news,column,diary.We sometime show any animals,for example cats,dogs,and more.

ドイツの夏

 今年は北半球一体が異常気象な様子。日本は当然連日酷暑だそうで、台風や豪雨などの被害も甚大で心が痛みます。
 そして、今夏のドイツも異常です。今住んでいるフランクフルトは7月の中旬から8月の上旬くらいは連日気温が35度前後まで上昇し、湿度も60パーセント超え、ときには80パーセント近くまで上がることもあって大変蒸し暑かったです。
 これまで冬にばかりヨーロッパへ渡航していた僕にとってはほぼ初めてヨーロッパで夏を過ごすことになったのですが、これまでイメージしていた爽やかで柔和な日差しなんて皆無! 夜の10時になってもギラギラと照りつける太陽の下でダラダラと汗を流す生活に終始しておりました。
 ドイツの酷暑で堪らないのは、一般の住居にクーラーがないこと! 僕のアパートメントにも当然冷房器具はなく、絶え間ない日差しが室内に照射されることでサウナ状態。日本ならクーラーの設定温度を一時的に18度くらいにして「涼しい〜」なんていう“天国”を味わうこともできるのですが、フランクフルトの自宅ではそんな恩恵にもあずかれず、常にもがき苦しんでおりました。
 特にツライのは就寝中でして、ドイツの夏は22時過ぎにようやく日が暮れるものだからベッドルームは熱気が充満。簡易的な氷枕を用意してもすぐに温くなってしまうし、汗は止まらないしで全然寝れない! ウーン、ウーンとうなされながら、ようやく睡眠できるかと思えた朝の4時半過ぎ、またしても燦々と輝く太陽の光が窓から射し込んでくる。元々僕は太陽の光が大好きで、できるならばずっと浴びていたいタイプだったのですが、今夏のドイツの“太陽攻撃”には、さすがに辟易しました。
 8月中旬を過ぎて、フランクフルトはようやく最高気温が28度前後と、穏やかな気候に変わってきました。現地の方によると、「ドイツの秋は一気に押し寄せる」とのことなので、体調を崩さないように留意しなければ。ちなみにこの1か月間、フランクフルトはほぼ雨が降っていません。1日くらいポツポツと雨が降った記憶はあるのですが、こんなカラカラの状態で食物の生育とか水の貯蓄とか、大丈夫なんでしょうか? 漠然とした不安を抱きながら、フランクフルトでの生活が続いています。