旅猫by浦研プラス&欧研プラス

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ヨーロッパ移住への道!11 『次は住所登録』

 ドイツ・フランクフルトの住居が決定した僕。ただ、これだけでは滞在許可証(ビザ)を得ることはできません。次に僕がしなければならないのは、フランクフルトの市役所に、この住居の住所登録をすること。ただ、事前に「住所登録をするのに、市役所で結構並んで待たされるかも」と言われていました。うーん、つらい。特に最寄りにある市内中心部の役場は居住者も多いことからごった返しているとのこと。そこでお馴染み、不動産屋さんのOさんの助言で、少し離れた郊外の役場へ行くことにしました。ただ、問題はOさん曰く、「シマさんの家から地下鉄で30分くらい掛って、しかも、その役場の玄関がすごくわかりにくい」と言うのです。そもそもドイツ語が介せない僕にとっては超難関じゃないですか。初めて行く場所で、人に道を尋ねることもできない中、果たして僕は役場に着けるのか。
 当日、家から役場の最寄り駅までの道のりを確かめて、ドイツの地下鉄『Uバーン(U-Bahn )』に乗りましたよ。1回乗り換えて約30分揺られて着いた駅は『Nordwestzentrum』。直訳すると『北西の中心』。何の変哲もありません。しかし、ここ。なんと、超大型のショッピングモールでした! ドイツの主要ブランド、メーカーがだいたい軒を連ねていて、大型スーパーの『REWE』もあるし、レストランもある。朝早くに来たのでお店は開店したばかりですが、中々の規模です。もしかしたら、今後も利用できるかも。いや、その前に懸念の役場の玄関を探しましょう。まずはショッピングモールを抜けて、フィットネスジムの脇を通ったら、後は念入りに入り口を探す……、あれ、見つけちゃったかも? ここだ! なんと、難解だと言われる役場の玄関を一発で見つけてしまいました。確かに分かりにくい。玄関というより通用口でしょ、これ。看板もないし。でも、それでも分かっちゃいました。何故ならば、僕が大家さんにサインしてもらった住所証明書という書類を、その玄関から出てきた人が持っていたから! 目を凝らしていれば、必ず目標にたどり着けます。いやー、良かった。
 でも、難題はこれから、のはず。どのくらい並ぶのか。役場の担当者は英語が通じず、ドイツ語オンリーとも聞きました。気を引き締めて玄関のドアを開けると、受付にいたお姉さんがいきなり英語で「どうしました?」と聞いてくれて拍子抜け。「ああ、住所登録ね。それなら、そこの整理番号を取って少し待っててね。今、待っている人はひとりしかいないから、次はあなたよ」。
 あれ、あまりにもあっけなく受付してくれました。しかも、僕の番がきて室内に入ったら、ドイツ語しか介せない係の人の横に補助役の方がいて、その方が英語堪能。何の問題もなく手続きが完了して、無事に住所登録を終えました。
 よーし、ここまでは順調! では次は、かなりの難関と言われる、ドイツの銀行口座開設にトライしましょう!
(続く)