【島崎英純】2024Jリーグ第38節/浦和レッズvsアルビレックス新潟・試合レビュー『スコアレスに見えた来季への道筋』

©Yuichiro Okinaga

様子見する新潟

戦前はポゼッションワークを売りにするアウェーのアルビレックス新潟がボールを握ってゲームをコントロールし、対するホームの浦和レッズは現状で最も得点を導きやすい受動的なカウンターアクションで構える試合展開になると思っていた。しかし勝ち点1でも得られれば自力でのJ1残留が確定する新潟からすれば序盤から無理に浦和ゴールをこじ開けるアクションを起こす必要はなく、また浦和に鋭いカウンターを浴びせられることを相当なリスクとも捉えていたように思われる。実際に今試合のピッチ上で表出したのは浦和がパス本数を増やし、新潟がそれを迎え撃つ流れが大半だった。

(残り 933文字/全文: 5049文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »