連載第68回! 沖永雄一郎の”オールコートマンマーク!”『優しさのゆで卵と、45分一本勝負の川崎戦に向けて』

浦研プラスにて、サッカー専門新聞・『エルゴラッソ』の浦和レッズ番記者である沖永雄一郎氏の浦和レッズ・トレーニングレポート連載が開始されました! 冲永氏の独特で個性的な視点を通してクラブ、チーム、選手たちの動向を随時お届け! 新鮮で躍動感のある『浦和レッズ』の日常をぜひお楽しみください!

Text&Photo by Yuichiro Okinaga

GK陣に密着!

みなさんこんばんは。

このコラムもそうなのですが、現在の職業に転職して数年になりながら、いまだに“書き出し”が苦手です。いちばん悩んで時間がかかる箇所でもあります。なので今回は(今回も?)、わたしのしょうもない体験談から入らせていただきます。

先日、人生で初めて財布を忘れて外食してしまった私は、「これを人質にするのでどうか……」とスマホとリュックを預け、自宅に財布を取りに戻りました。全力自転車漕ぎでなんとか往復して無事に支払いを済ませると、お店のおっちゃんは怒るでもなく「お駄賃な」と、ゆで卵を一つ手渡してくれました。

期せずして人の優しさに触れることになり、世の中まだまだ捨てたもんじゃねえやな……、と感動してしまったわけですが、冷静に考えると、一人の大人として何をやってんだという話なので、もう少し人生をちゃんと生きたいと思います。

(残り 1874文字/全文: 2420文字)

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