【島崎英純】2024Jリーグ第33節/浦和レッズvsセレッソ大阪・試合レビュー『練度の低い組織プレーを頼りにするも、またしても無得点で敗戦』

©Yuichiro Okinaga

意図が感じられなかった前半

マリウス・ホイブラーテンが右眼窩壁骨折、鼻骨骨折で戦線離脱を余儀なくされたことでディフェンスラインの再編が必須になった。ホイブラーテンの代わりは佐藤瑶大が務め、、彼が右、そして井上黎生人が左のセンターバックに入ったが、これがビルドアップの不活性化に繋がったのだろうか。いや。彼らだけの責任ではない。今節の浦和レッズはチーム全体が秩序的ではなく、個々人が戦況を打開しようとしてそれぞれの意思でプレーアクションを起こした結果、非効率な攻守を繰り返してゲームを停滞させる要因を生んだ。

(残り 4704文字/全文: 5041文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »