【島崎英純】Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo/浦和レッズvsニューカッスル・ユナイテッド・試合レビュー『相似性のあるチームスタイルの中で生まれた明確な差。浦和が再認識すべき現代トレンド』
異なる前提条件
リーグ中断期間中に組まれたフレンドリーマッチ。今夏はJリーグが主導する形で多くのJリーグクラブがヨーロッパの各クラブとフレンドリーマッチを行う機会が設けられ、浦和レッズはイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドとホームの埼玉スタジアム2002で対戦した。
浦和は来週水曜日の8月7日にJリーグ第25節・柏レイソル戦が控えていて、今回のニューカッスル戦は約1週間のインターバルを得られる中で開催されることでチーム全体のコンディションを高める絶好の舞台にもなった。特に負傷者が続出していた中で多くの選手が復帰へのプロセスを辿っており、今試合ではサミュエル・グスタフソンが先発で戦線に復帰し、負傷明けから間もない松尾佑介、大久保智明、関根貴大らもスターティングメンバーに名を連ねた。またベンチには中島翔哉、宇賀神友弥、前田直輝らの復帰組と共に、長期間戦列を離れている安部裕葵も浦和加入後初めて有料試合でメンバー入りし、彼らの現況にも注目が集まった。
浦和はグスタフソンと伊藤敦樹がファジーなポジションを取る4-1-2-3、あるいは4-2-3-1で、一方のニューカッスルも戦況によって陣形を可変させる4-1-2-3的な構えを取った。ただし双方のビルドアップスキームはかなり異なっていて、その際に各所で生まれるミスマッチエリアを如何に突けるかが攻略の糸口になった。
【2024Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo/浦和レッズvsニューカッスル・ユナイテッド・スターティングメンバー】
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