連載第9回! 沖永雄一郎の”オールコートマンマーク!”『ビバ、アレックス! シックスマン、ストライクス・バック!』【浦和レッズ・vs柏レイソル戦特別レポート】

浦研プラスにて、サッカー専門新聞・『エルゴラッソ』の浦和レッズ番記者である沖永雄一郎氏の浦和レッズ・トレーニングレポート連載が開始されました! 冲永氏の独特で個性的な視点を通してクラブ、チーム、選手たちの動向を随時お届け! 新鮮で躍動感のある『浦和レッズ』の日常をぜひお楽しみください!

Text&Photo by Yuichiro Okinaga

©Yuichiro Okinaga

アクター、かく語りき

「最高の夜でした。素晴らしい勝利です」

わずか18分とアディショナルタイムだけの出場。それにスコア的にはともかく、試合の趨勢は出番が来る前に決まっていたとも言えなくはない。メインディッシュというよりは、締めのうどんやデザートといった類の活躍だった気もするのだが……。その男はもったいぶって、なかなかミックスゾーンに姿を現さなかった。しかしそんなムーブですら愛おしい。

アレックス・シャルクは、まだ浦和でそれほど多くの試合に出ているわけではない。彼の前にはキャスパー・ユンカーやアレクサンダー・ショルツ、ダヴィド・モーベルグがおり、のちにはブライアン・リンセンにマリウス・ホイブラーテン、ホセ・カンテが加わる。狭間のような外国籍選手だ。

デビューは昨年の4月10日、アウェーのFC東京戦だった。当時はまだ、試合後の囲みはオンライン実施だったので直接話すことはできない。直後にチームはタイへと飛んだが、ACLの規定のゆるさもあり、そこでようやく話を聞くことができた。彼は最初からナイスガイだった。

「(ヴィーガンについて聞かれ)良い質問です。ヴィーガンが何を食べているのか皆さん知らないと思うので」

「西シェフの作ってくれるオリーブとトマトの野菜パスタがお気に入りです。うなぎ?うなぎはノーです(笑)」

確かグループステージの第4節だったと思うが、現地に二人しかいなかった記者が別の選手に話を聞いていたタイミングで「あれ?私の話を聞かないの? いいの?」といった表情で通り過ぎていく。サービス精神が旺盛で、卓球が強い。

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