サポーターの後押しを受けて名古屋を粉砕。浦和レッズ、ルヴァンカップ準決勝進出【島崎英純】2022YBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝第2戦・名古屋グランパス戦レビュー

©Takehiko Noguchi

現状のベスト布陣

浦和レッズは負傷が伝えられていたDFアレクサンダー・ショルツとDF酒井宏樹が戻ってきた。名古屋グランパスとの3連戦を締めるゲーム。前戦のJリーグ第24節で0-3の完敗を喫していた浦和は現状のベスト布陣でYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝第2戦へ臨み、同タイトル奪取への気概を露わにした。

浦和のGKは鈴木彩艶、バックラインは右から酒井、岩波拓也、ショルツ、大畑歩夢の並び。ダブルボランチは岩尾憲と伊藤敦樹だが、このふたりは単に横並びになることはない。右サイドMFにダヴィド・モーベルグ、左サイドMFに大久保智明。トップ下に小泉佳穂を擁し、1トップは松尾佑介が先発した。

かたや名古屋は浦和との3連戦で満遍なく各選手を起用してきたように思われる。システムは3-4-2-1だろうか。3バックの左に河面旺成を入れたのは第1戦と同じ。MFの永木亮太が先発したのはレオ・シルバとダブルボランチを組ませる狙いだろう。浦和は以前3-3-2-2システムを駆使する名古屋に対し、アンカー役のレオ・シルバの周囲に生まれるスペースを上手く活用して攻略を図ったことがある。名古屋は3連戦を通じて浦和の狙いを十全に把握していて、今回は試合開始から中盤の立ち位置を定めていた。

また、名古屋は相馬勇紀、永井謙佑、重廣卓也、マテウス・カストロといったスピードを兼ね備える攻撃陣をしっかり配備した。この点からはアウェーで得点を挙げる意欲を感じさせると共に、守備面でも迅速な前線プレスで浦和のビルドアップを無効化する姿勢を醸していた。

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