坪井慶介:『浦ツボ-Tsubo’s Target』第11回−『結果が出ないときにこそ大事にすべきこと』

©Jun Kataoka

現在の成績は不本意ですが…

浦和レッズは2022シーズンのJリーグで16試合を消化して295敗の勝ち点1514位で国際Aマッチウィークによる一時中断期に入りました。

正直に言って、ここまでの浦和は不本意な成績だったと思っています。このような流れになるとチーム全体に迷いが生まれ、ピッチ上に選手たちから悲壮感が滲むようになります。あと数試合でシーズンの半分を消化する現状では追い込まれる精神状態に陥るのも無理はありません。

今のチームは真面目な選手が多い印象があります。全体に対して『大丈夫だ!』と声をかけられるタイプがいないようにも感じます。現実的に大丈夫ではないのですが(笑)、良い意味でハッタリをかますことで場の雰囲気を変えることってあると思うんですね。良い意味で『道化役』になれる選手がいると、その深刻さをポジティブな空気に変えて肩の力を抜くきっかけを生むことができる。僕が現役時代にプレーした浦和の中にはそのような選手が少なからずいました。

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