【コラム】『2022シーズンの浦和レッズ、その成長譚を見守りたい』【島崎英純】

©Takehiko Noguchi

スタートダッシュに失敗したが…

 2月19日のJリーグ開幕節から現在の国際Aマッチウィークによる一時中断まで、浦和レッズは5連戦を含めてリーグ戦を計7試合戦い、その成績は2勝1分4敗の負け越し。順位は暫定で6位だが、浦和は4月にAFCチャンピオンズリーグ・グループステージへの出場が控えているため、同じくACLに出場する川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸と共に他チームよりも試合消化数が多い。

 ACLに出場しないチームは同日程でYBCルヴァンカップ・グループステージを戦ったため、公式戦の試合消化数は同等である。ただ、クラブによっては所属選手が新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示すなどして試合が延期になったケースもある。今一度整理すると、7試合消化したのが川崎、横浜FM、浦和、神戸の4チーム。そして5試合消化が鹿島、柏、鳥栖、C大阪、福岡、札幌、磐田、G大阪、清水、京都、広島、湘南の12チームで、FC東京と名古屋の2チームだけが4試合消化に留まっている。

 現在の首位はリーグ連覇中の川崎で5勝1分1敗の勝ち点16、続いて、その川崎に早くも土をつけた横浜FMが3勝3分1敗の勝ち点12で2位、そして5試合消化の鹿島が4勝1敗の同じく勝ち点12で、得失点差で3位に付けている状況だ。

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