相手を凌駕も、数的不利で痛恨のドロー【島崎英純】2022Jリーグ第9節/ヴィッセル神戸戦レビュー

©Takehiko Noguchi
松崎が初先発
リカルド・ロドリゲス監督は前節の京都サンガ戦から3人のメンバーを入れ替えた。右サイドバックは京都戦で足を痛めた酒井宏樹がベンチに回って馬渡和彰が入り、左サイドにはリカビリから復帰して前節途中出場から浦和デビューを飾った大畑歩夢が務めた。また、センターバックは犬飼智也からアレクサンダー・ショルツに代わり、右MFで松崎快が初先発したことで、関根貴大が左MFへ回る形となった。
浦和のノーマルシステムは4-2-3-1のような形。ダブルボランチで柴戸海と伊藤敦樹が中盤中央に並び、最前線は1トップ・明本考浩の後方に江坂任が構える形か。今の浦和はこの陣形から各選手が試合状況毎に、局面毎にポジションシフトしていくため、表記上の数字は良い意味で崩れていく。
一方、前節の名古屋グランパス戦で0-2と敗戦していたヴィッセル神戸の三浦淳宏監督も若干メンバーを入れ替えた。前節退場処分で出場停止のMF扇原貴宏の代わりには郷家友太が抜擢され、トップ下は汰木康也に代えてボージャン・クルキッチが今季初先発。また、前節で失点のきっかけを生んでしまったDF大﨑怜央がベンチスタートとなり、センターバックは槙野智章と小林友希がコンビを組み、左サイドバックに初瀬亮を据えたうえで酒井高徳を右サイドバックに配した。
神戸のシステムは中盤がダイヤモンド型の4-4-2で、アンカーのセルジ・サンペールがこのチームの肝だ。ここに扇形で山口蛍と郷家が立ち、前で構えるボージャンと共にミドルユニットを形成する。そして2トップは大迫勇也と武藤嘉紀のダブルメガトンで、彼らとの対人勝負で劣れば、浦和は苦しい展開を強いられる予測があった。
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