【コラム】アレクサンダー・ショルツ−冒険者が辿る有意義な道のり【日々雑感−2022沖縄キャンプ編】
価値のある冒険へ
アレクサンダー・ショルツの佇まいは他のプロサッカー選手とは一線を画する。ときには哲学者のように熟考の末に話し出し、ときには冒険者のように期待に胸を躍らせる表情を浮かべたりする。
その振る舞いからは、彼がこれまで辿ってきた人生の縮図が滲んでいる。母国デンマークでプロサッカー選手にまで上り詰めた後、彼は一旦そのキャリアを自ら閉じ、両親のルーツでもあるドイツのフレンスブルクという田舎町で工場勤めを始めた。「生活のために多くのお金を必要としないタイプ」と公言する彼はその暮らしに十分満足していたが、ここでまた新たな欲求が湧き上がる。それは異文化への興味で、そのためには旅に出るのが望ましいと判断した彼は、プロサッカー選手ならばその希望が叶えられるのではないかと考えた。さっそく自らアイスランドのクラブとコンタクトを取り、私的な旅行で訪れていたある国のヒマラヤ山脈の麓で、再びプロサッカー選手としての人生を再開させることを決めたのだった。
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