2021Jリーグ第31節・神戸戦 リカルド・ロドリゲス監督「どの局面でも相手を上回ることができなかった」

リカルド・ロドリゲス監督
試合については我々の立ち上がり、入りがよくなかったと思います。ただ、その後もあまり、自分たちのペースで試合を進めることはできず、我々が快適にボールを進めていく、動かしていくことができなかったと思います。それだけではなく、球際の部分で相手に負けていたところも一つあると思います。その中で、彼らは決定力の高さがすごく際立っていて、そこで点差を離されてしまいました。ただ、前半終了間際ぐらいと、後半の入りにかけてはすごくいいプレーができていたと思います。前半最後のところでなぜゴールが取り消されてしまったのかはまだ分からないですけど、前半の最後もよかったですし、後半の立ち上がりもよくて、ゴールも取れましたし、ポストに当たるシーンなど、そういうシーンはいくつか作れていました。ただ、そのなかで相手に追加点、4点目を取られてしまい、そこで我々にとっては苦しいゲーム展開となってしまいました。いずれにしても、我々はどの局面でも相手を上回ることができなかったのは事実だと思うので、そこは改善していかなければいけないと思います。

Q こういう敗退は半年ぶりくらいだと思うが、こういうこともあると捉えて次に進むか、よくない部分がたくさん見えてしまったと感じているのか?
少し説明がつかないところがあると思います。言い訳はしたくないですし、たとえばピッチのことなどもあるかもしれませんが、それは相手も一緒なので、今回に関しては単純に彼らが上回ったというところだと思います。我々ができなかったことを彼らにやられてしまった、我々がやりたいことができなかったのが正しいと思います。神戸はゴール前でゴールを決めきったところ、我々はそういう場面で決められなかったところ、そういうところの差だったと思います。

ただ、説明できないと言った理由としては、神戸戦の前まですごくいい試合を続けてきたと思いますし、流れもすごくいいなかでのこういう敗戦だったので、少しうまく表現ができません。選手たちもすごくフレッシュな状態でしたが、試合になってみたら、なかなか重そうな感じも見受けられました。一度整理して、次に向けて考えられればと思います。

Q 水曜日にルヴァンカップの準決勝があるが、監督の気持ちの切り替えや選手へのアプローチは?
我々はこの敗戦を勢いに変えていければ、糧にしていければと思います。こういった敗戦ですけど、我々は次に向けてしっかりと立ち上がって、浦和の力強さをしっかり見せないといけないし、次の試合もありますし、こういった敗戦はサッカーではあると思います。そういったところを水曜日の試合にぶつけていけるようにすることが大事だと思います。

10月に関してはいろいろな試合があります。次のルヴァンカップ、天皇杯は準決勝、そしてリーグでは3位を目指して戦っていくのが我々の目標になります。今日はこの試合に勝つことが今日の目標ではあり、衝撃だったのはこういう敗戦をしてしまったことだと思います。しかし、失ったのは3ポイントということに変わりはありません。我々はこれからその3ポイントを奪い返していけるように、次に向けて、まずはルヴァンカップになりますけど、そこでしっかりといいプレーをして、次に進んでいければと思います。

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