【特別コラム】新加入DFアレクサンダー・ショルツとはどんな男? 欧州での過去のインタビューから浮かび上がる人物像
昨季のFCミッティラン(デンマーク)所属時にUEFAチャンピオンズリーグでアタランタ(イタリア)やリバプール(イングランド)を相手に得点を挙げたデンマーク人センターバック、アレクサンダー・ショルツが浦和レッズにやって来る。しかも彼は28歳と、一足早く加入し、すでにインパクトを残している27歳の同胞FWキャスパー・ユンカーとの年齢差もさほどなく、欧州で言うところの“最後の大きな契約”を交わしたクラブが浦和なのだから、サポーターとしては期待しないではいられない。
浦和は5月31日にショルツの完全移籍加入のクラブ間合意をウェブサイト上で報告した際、これまで在籍したクラブなどのデータはもちろん、彼の特長として、『リーダーシップを発揮し、ディフェンスラインをまとめるだけでなく、ドリブルや前線へのパス供給で積極的に攻撃の起点にもなる。セットプレーでの得点も期待できる』と紹介。また本人のコメントも伝え、『初めまして。浦和レッズでの新たなチャレンジを始められることに、とても興奮しています。浦和レッズは素晴らしいファン・サポーターがいるとても良いクラブだと聞いています。浦和レッズファミリーのみなさんにお会いできるのを心待ちにしています。どうぞよろしくお願いいたします』という挨拶の言葉を引用していた。
その経歴に基づくと、ショルツは若手時代に故郷のクラブであるデンマークのヴェイレBKから同じく北欧のアイスランドのUMFストヤルナンに渡ってサッカーをプレーしたという異色な経歴を持つ。果たしてショルツとはどのような人物なのか、どのようなサッカー人生を歩み、日本の地に赴く決断に至ったのか。浦和のファンやサポーターはその経緯をもう少し詳しく知りたいかもしれない。そこで今回は、ちょうど1年ほど前にドイツの移籍情報サイト『transfermarkt.de』が掲載したロングインタビューでショルツ自身が発したサッカー選手としての姿勢や人生観などの一部を紹介したい。
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