2021沖縄キャンプ/詳細キャンプレポート第1回『リカルド流の萌芽。期待される融合』

新加入の西大伍はさすがの順応力を見せている/©️URAKEN PLUS

これまでとは異なる環境も…

 浦和レッズは1月25日から沖縄県内でシーズン開幕に向けたトレーニングキャンプを行っている。チームは2016年から沖縄県でキャンプを行うのが恒例になっていて、中でも現在浦和がトレーニングを実施しているピッチは状態も良く、集中したトレーニングができる環境にある。

 とはいえ、新型コロナウイルスが感染拡大を見せて、首都圏のみならず沖縄県でも独自の緊急事態宣言が出されている中では、様々なことがいつも通りとはいかない。例えば、キャンプ初日の恒例である自治体などの『歓迎セレモニー』のようなものや、逆に浦和から地域の方々と交流を図るようなイベントはすべて中止されている。また、チームが宿泊するホテルでは全ての選手が個室となり、若手とベテランが同部屋でコミュニケーションを取るような時間は過ごせていない。また、食事会場も十分な距離を離した個人用のテーブルが組まれていて、キャンプの中でピッチ外の部分でも絆を深めていくような構図は簡単に生み出せない。

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