リカルド・ロドリゲス流サッカーのすべて〜Analysis of “R”style 第2回『2020・徳島ヴォルティス・スカウティングシート【アタック編】』

ロドリゲス監督流の攻撃手法は…

 リカルド・ロドリゲス監督のサッカースタイルを紐解く。そこでまず、今回は昨季まで彼が率いた徳島ヴォルティスの直近数試合を観たうえでの『ファーストインプレッション』を項目毎に記述してみたい。ちなみに私はこれまで、J2を主戦場に戦ってきたロドリゲス監督体制の徳島の試合をほとんど観たことがなかった。また、監督が志向するサッカースタイルについても時折幾つかの媒体で見聞きした程度で、実は詳細な内容については把握していなかった。ただ、事前に何らかの情報を得ていたり、他の分析や意見、または監督自身の考えなどを認識したうえで試合を観てしまうと率直な私見にならないと感じたため、今回はあえて初見の第一印象を重要視したうえで記させていただく。したがって、指揮官本人や徳島の選手の側からすれば異なると思われる事象も散見されるかもしれないが、その点はご容赦いただきたい。ちなみに今回、分析、検証の対象にしたゲームはJ2リーグ第40節・ジェフユナイテッド千葉戦、J2リーグ第41節・大宮アルディージャ戦、J2リーグ第42節・アビスパ福岡戦の3試合である。

スカウティング対象試合

2020年12月13日(日) J2リーグ第40節・ジェフユナイテッド千葉戦 △0-0

2020年12月16日(水) J2リーグ第41節・大宮アルディージャ戦 ◯1-0(J1昇格決定試合)

2020年12月20日(日) J2リーグ第42節・アビスパ福岡戦 ●0-1(J2優勝決定試合)

■J2リーグ第40節/徳島ヴォルティスvsジェフユナイテッド千葉・布陣図■

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