【福田正博】FUKUDA’S EYE−『ACL優勝とJ1残留を目指す戦い。現実を直視し、リスクを考慮した上で断固たる決意を』
ACL決勝は浦和が優位だ
浦和レッズがAFCアジア・チャンピオンズリーグの準決勝で広州恒大を下して決勝に進出したのは本当に素晴らしい結果だ。広州恒大は過去5年、21試合に渡ってホームで敗戦していなかったが、その相手を打ち破ったのも素晴らしい。
広州恒大に勝利した要因は前半の戦いにあった。相手には多くのチャンスがあったが決め切れず、浦和はこの時間帯をしのいで興梠慎三が良いゴールを決めてくれた。広州恒大に限らず、中国のチームは前半の立ち上がりからエンジン全開で向かってくるが、ここで得点できないと急速にパワーダウンする。だから、浦和が前半を乗り切れられれば勝機が生まれるとは思っていた。
やはり日本のチームが一番警戒すべきは韓国のチームなのだと思う。最近は他の国のチームも優秀な外国人選手を獲得するなどして強化を図っているが、試合運びに関しては依然として拙い部分がある。その点では日本と韓国のチームのレベルが抜きん出ていて、それは西アジアのチームについても同様のことが言えると思う。浦和は今季のACLのグループステージで全北現代に2戦2敗と苦戦したが、ノックアウトステージ・ラウンド16の蔚山現代戦ではホームで敗戦しながらアウェーで逆転して準々決勝へ進出した。この蔚山とのゲームが、浦和の重要な分岐点になったと思う。
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