チームスタイルに大きな差。結果、内容共に完敗【島崎英純】2019Jリーグ第11節・名古屋グランパス戦レビュー

主力はほぼ固定

 浦和レッズのブロックディフェンスが通用しなかったのは今季初めてのこと。それは5日前のブリーラム・ユナイテッド戦のダメージが残っていたからなのか。それとも名古屋グランパスが仕掛けるアタックに気圧されたからなのか。

 オズワルド・オリヴェイラ監督の主力固定化は就任以来終始一貫している。したがって長距離移動、高温多湿の中でのゲームなどで多大な心身の負担を強いられてもメンバーをひとりしか代えなかったのは従来通りでもある。しかも入れ替わったのはMF長澤和輝から右足ハムストリングを痛めて戦線離脱していたキャプテンの柏木陽介だったわけだから、指揮官としてはほぼベストメンバーを揃えたとも言える。

(残り 4576文字/全文: 4874文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »